2016年2月9日火曜日

月曜日のパリ、あちらこちらへ

月曜日のパリは比較的ゆっくりした雰囲気です。
パリでは月曜日がお休みのお店が多く、美術館は月曜日か火曜日が休館。
レストランやカフェは日・月休みの場合が多いです。

今回の滞在はあまり時間がないので、手芸屋さんや布屋さん、テキスタイル関連の美術館といった繊維関連の場所をメインに訪れています。

そこで、やって来たのが日本でも人気のソレイアドとレゾリヴァド。サン=シュルピス教会の近くにあります。
実はこの2軒はすぐ近くにある。20mくらいしか離れていない。
でも残念なことに、レゾリヴァドはお休み。月曜日だもんね。

ソレイアドは開いていました。
こちらのソレイアドは、ソレイアドの生地を使ったお洋服や服飾雑貨メインのお店。
ちょっとしたお土産にもなるサシェやポーチなどの小物もあります。


そしてすぐ近くのサン=シュルピス教会 (Église Saint-Sulpice)へ。時間がなく中へは入らず。

ここは、1999年に私が初めてパリに来たときに1番初めに訪れた教会。
1999年の夏、パリで皆既日食があったのですが、折しもノストラダムスの大予言の年。
この皆既日食の日に何かが起こるのではないか…という不安から、人々の間では、皆既日食の日にロシアの衛星がパリに落ちて大惨事になるとの噂が飛び交っていました。
今思うとおかしな話ですね。
でも当時はみんな結構怖がってました。
語学学校の友人たちと、「ロシアの衛星がパリに落ちたりしませんように!」と後ろ向きでコインを投げた噴水が、このサン=シュルピスの前の噴水。
ちなみにこの噴水、後ろ向きでコインを投げると願いが叶うなどの言い伝えはないそうです。
イタリア人の友人だったから、「トレヴィの泉」感覚だったのかしら・・・。




クリュニーにある中世美術館は月曜日にオープンしている貴重な美術館。
かなり好みが分かれる美術館だと思いますが、私はとても好きな美術館です。

ここにあるのが、かの有名な貴婦人と一角獣のタピスリー。
それほど大きくない部屋に全6枚が展示されていて、部屋の真ん中に椅子があるのでゆっくり鑑賞できます。

6枚のうちの5枚はそれぞれ、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚を表すとされています。
そして、上の写真のタピスリーは未だ謎に包まれている6枚目のタピスリー。
その大きさにも圧倒されますが、これが織物であるということに感動します。
遠くから見ると、様々な植物や動物の細かい描写が美しく、近くから見ると、織りの模様が素晴らしい。
そして何と言っても、神秘的な佇まい。
何度見ても、また見たいと思うタピスリーです。

美術館の後は、ルサージュで一緒だった友人とお茶をするためクチュームへ行くも、月曜日でやはりお休みだったので、
オデオンにある、Un dimanche à Paris へ。


マカロンとプティ・フールにお店のスペシャリテの紅茶がセットになった、テ・グルマンをいただきました。

その後、右岸のSentierへ移動しSajouへ。2駅移動してUltramodへ。
相変わらず素敵なショーウィンドウです。
明日の夜にはもうパリを発ちます。あと1回くらいパリでブログ更新できるかなぁ。


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