先日トラプントとブティに関する記事を書きました。
そういえば、イタリア語で「刺しゅう(ステッチ)」のこと「punto」って言うなぁと思い、「trapuntoトラプント」の語源と関係あるのか気になって、
ちょっと調べたのでメモしておきます。
「trapunto」という語を調べてみると、
「trapungere」(刺す、キルティングする、ステッチする)の過去分詞とある。
「tra」 はラテン語の接頭辞で trans のこと、「横切って・貫いて」の意味。
「pungere」刺すという意味。
trapunto ... 貫いて刺すイメージかな。
trapungereの過去分詞がtrapunto
それをフランス語に当てはめると、
matelasser(キルティングするという意味の動詞)の過去分詞がmatelassé(キルト、キルティングされたもの)
発音は「マトラッセ」
ちなみに、シャネルの格子状にキルティングみたいにステッチがされてるバッグもマトラッセという名前ですよね。
こうした言葉を調べてメモしておくと、本を読んだりウェブ検索の際に役に立ったり、思わぬところで共通の言葉や語源が出てきたりして面白いです。
他には...
イタリア語で「刺しゅう」を表す語としては「ricamo」という語もあります。
ricamo(伊) = embroidery(英) = broderie(仏)
punto(伊) = stitch(英) = point(仏)
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